米鶴(山形県米鶴酒造)

蔵元の紹介 米鶴酒造株式会社
山形県南部、置賜盆地にある高畠町は「まほろばの里」とも呼ばれます。「まほろば」とは周囲を山々で囲まれた美しいところ、という意味の万葉の言葉。
蔵の創業は元禄年間(1700年頃)、約300年の歴史を誇ります。蔵の建つ場所は、創業の頃から幕府直轄の天領でしたが、幕末の頃には米沢上杉藩の御用酒屋として栄え、良酒造りを貫かれました。

「基本に忠実に作業し、酒の健全な発酵からくる香味以外を徹底的に排除して、さわやかな酒を造るように努力」
仕込み水は奥羽山脈からの軟水の伏流水を、敷地内の井戸から汲み上げて使用。米は地元で契約栽培された酒米を主に使用し、地元出身の蔵人たちも田圃の米作りから酒造りを始めます。大切に育てられた酒米は、すべて自社にある3台の精米機で自家精米。2007年9月現在で精米誤差0.6%と、高い精度で米を磨き上げます。雪に埋もれマイナス5度以下まで下がる冬に仕込まれる酒は、「味・香り・キレのバランスの良さ」がある自然な優しい旨みを持つさわやかな味わい。ふだんお酒を飲まない人にもわかりやすい美味しさと、飲み飽きせずに最初から最後まで美味しい酒を目指しています。
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